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2023.2.17

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BFE・PFE・VFEとは?マスクの性能指標をわかりやすく解説

マスクの性能指標とは

コロナウイルスの影響により、マスクの需要と重要性は流行前よりも高くなりました。

しかし、マスクの性能については、あまりわかっていないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

本記事では、BFE・PFE・VFEとはどのようなものなのか、マスクの性能指標をわかりやすく解説します。

 

BFEとは

BFE(Bacterial Filtration Efficiency)とは、ウイルスや粒子のろ過率を指すもので、3マイクロメートル程度の粒子をろ過した量を表します。

BFEの数値は高くなるほどウイルスの侵入を防ぐことができ、パッケージなどに「BFE〇〇%」と記載されているものは、全量のうち〇〇%のウイルスをろ過する、ということになります。

3マイクロメートルのウイルスや粒子には花粉や咳、くしゃみの飛沫といったものが含まれます。

 

PFEとは

PFE(Particle Filtration Efficiency)とは、0.1マイクロメートル程度の粒子のろ過量を示します。

先述したBFEやVFEよりも小さなウイルスや粒子の侵入を防ぐことができるため、高い性能を持っていると言えます。

しかし、PFEが低くても高額のものや、PFEが高くても低額のものもあるため、価格と性能は必ずしも比例するわけではない、と言うことを覚えておきましょう。

 

VFEとは

VFE(Viral Filtration Efficiency)は0.1~0.5マイクロメートル程度の粒子や、ウイルスのろ過量を表したものです。

マスクはウイルスや感染症、花粉症といったものを完全に防ぐことはできませんが、ろ過量が高いほど体内に侵入するウイルスや飛沫の量が減るため、かかりにくくすることができます。

そのため、VFEを含むろ過量が高いマスクを選ぶことが重要です。

 

各ウイルスや粒子の大きさ

こちらでは、各粒子の大きさをご紹介します。

ウイルス、粒子の名称 大きさ(単位:マイクロメートル)
スギ花粉 30
くしゃみの飛沫 5
黄砂 4
PM2.5 2.5
インフルエンザウイルス 0.1
コロナウイルス 0.1

 

近年流行しているコロナウイルスは0.1マイクロメートル程度であるため、PFEが高いマスクでウイルスの侵入を防ぐことができます。

また、最も小さいサイズのウイルスや飛沫を防ぐことができるのもPFEが高いマスクであるため、性能にこだわりたい方はPFEの値が高いマスクを選びましょう。

 

おわりに

本記事ではBFE・PFE・VFEについて解説しました。

BFEは3マイクロメートル程度の粒子をろ過量、PFEは0.1マイクロメートル程度の粒子のろ過量、VFEは0.1~0.5マイクロメートルの粒子やウイルスのろ過量を表したものです。

マスクの制作やオーダーを行う際、柄やデザインだけではなく性能にもこだわってみてはいかがでしょうか。